在家のお坊さんのつぶやき

在家のお坊さんが、法務や生活体験をもとにしたつぶやき、タイの面白い情報、本山で学んだ「仏教」の解りやすい情報、仏教・お寺を身近に感じる情報などを発信しております。

仏教のこと

和讃をあじわう(至心・信楽・欲生と)

こんばんは。 タイ在住時の知り合いが交通事故になり、お見舞いで相模原まで行ってきたのお坊さん見習い「YURYU」です。 全治三ヶ月の重傷ですが、いたって元気だったので安心しました。 今日はまた和讃のご説明を交えたお話です。 この和讃はとてもお気に入…

南無阿弥陀仏とは

おはようございます。 昨日は台風の影響で散々な思いをした、お坊さん見習いの「YURYU」です。 南無阿弥陀仏 「南無」はナモー(namo)の音写語で「礼拝、おじぎ、あいさつ」を意味するナマス(namas)の変化形。「礼拝」から転じて帰依(śaraṇagamana)を表明…

とてもバイタリティのある先輩

おはようございます。 すごいクラスメイトが多いと痛感している、お坊さん見習い「YURYU」です。 私の通っている学院は、一般の方(お寺の子弟ではなく)にも門戸を開いてくれる、僧侶を目指す者には誠にありがたい修練の場です。 その中でも本科(二年間)…

お釈迦さまの記念日

Sawadee Krap サワディ・クラップ 外国の知人からも「見てるよ」と言われ、「あれ?日本語読めたっけなぁ」と気にしているお坊さん見習いの「YURYU」です。 今日はタイにおけるお釈迦さまのヴィサカブーチャ(仏誕節)についてお話をしたいと思います。 Visa…

八功徳水とは

こんにちは。 色々な荘厳、作法、しきたりなど、覚えることが 多すぎるお坊さん見習いの「YURYU」です。 浄土真宗では他の宗派のように、ご先祖さまのために追善の意味あいでお水やお茶のお供えはしないとなっております。 それではどのようにすればよろしい…

タイ山岳民族の学校へ

こんにちは。 学院の一年も半分過ぎたのだなぁとしみじみと想いに耽る、お坊さん見習いの「YURYU」です。 今日は、過去に訪問をしたタイ・チェンライの山岳民族の学校や、村について書きたいと思います。 画像は竹かごを編む村の方 チェンマイとチェンライ境…

なんとドイツに

おはようございます。 前期考査の季節となりました。 日頃から研鑽を怠ると、後が大変だなぁと痛感するお坊さん見習いの「YURYU」です。 今日は同じ浄土真宗本願寺派(通称:お西さん)がドイツに2900坪の寺院がある事を知っていますか? 場所はデュッセルド…

和讃のあじわい(弥陀成仏のこのかたは)

おはようございます。 はじめて和讃六首引きを練習した時の最初の句です。 いま思えばかなり苦戦をした記憶があるお坊さん見習いの「YURYU」です。 さて「和讃」とはいかがなるものか? 「和讃」は、「讃歎」の流行の後を受け平安中期には成立して、人々に周…

三宝(さんぼう)・三界(さんがい)とは

こんにちは。 多少落ちこぼれの、お坊さん見習い「YURYU」です。 授業で「三宝」、「三界」を学びましたが、復習の意味を込めて書かせて頂きます。 三宝(さんぼう)とは、仏・法・僧のことをいい、仏教そのものです。 仏とは阿弥陀さま、お釈迦さまなど、目…

卒塔婆とは?

おはようございます。 前期試験に苦戦しているお坊さん見習いの「YURYU」です。 浄土真宗には無関係なのですが、仏教学の授業で「卒塔婆(塔婆)」についてご教授いただきましたので、ご紹介をしたいと思います。 卒塔婆(そとうば)とは、追善供養のために…

六波羅蜜とは

こんにちは。 暑さ寒さも彼岸まで。 寒かったり、暑かったりと壮年にはツライなぁ。などと愚痴るお坊さん見習いの「YURYU」です。 お彼岸にちなんで 善導大師の有名な譬え話に、二河白道(にがびゃくどう)の譬え話があります。 その譬え話では、水の河と火…

お彼岸について

こんにちは。 真宗学は楽しいと思えるのは、H先生のお陰だと感謝しているお坊さん見習いの「YURYU」です。 お彼岸とは 仏教では、阿弥陀さまの世界<西方極楽浄土>を「彼岸(ひがん)」、いま私たちが生きているこの世界を「此岸(しがん)」といいます。 …

晨朝勤行(お朝事)

おはようございます。 学院の同級生にドンドン引き離される、お坊さん見習いの「YURYU」です。 何とか食らいついて行きたいと思います。 今日は雨でしたが、朝5時半起きで、本山の晨朝勤行(お朝事)に行きました。 同級生のRくんは、7月末の本山合宿勤行…

先輩が教師資格を取って来ました

おはようございます。 少し髪の毛が伸びてきた、お坊さん見習いの「YURYU」です。 学院の一年先輩が、真宗 佛光寺派の教師資格を取得しました。 京都の本山佛光寺で、3年間毎年参加の夏安居(一週間の合宿)に出て、本講、副講、法規、声明(実技)、声明(…

言語道断について

おはようございます。 最近は和讃の難しさに閉口している、お坊さん見習いの「YURYU」です。 今日も仏教用語から「言語道断(ごんごどうだん)」をご説明します。 皆さまの一般的な使い方には、たいそうひどいこと、という意味で使われているように思います…

お名号につきまして

おはようございます。 仏教学(現在の学びはインド仏教)の範囲の広さに閉口している、お坊さん見習いの「YURYU」です。 浄土真宗で大切なお名号について、ご説明したいと思います。 南無阿弥陀仏 「南無」はナモー(namo)の音写語で「礼拝、おじぎ、あいさ…

仏教用語(四苦八苦)

こんにちは。 見習い僧侶のYURYUです。 今日は、えっ?その言葉は仏教の用語だったの?編です。 今回は「四苦八苦」です。 人は大変な目に遭った時など、「いやぁ四苦八苦しちゃいました」と表現をする時があるものです。 この何か難儀したときに使われる「…

タイは仏暦

こんにちは。 お坊さん見習の「YURYU」です。 9月に入り、夏休みが明けて東本願寺学院が始まりました。 また会社と、学院の多忙な日々が始まりましたが、学べるありがたさを味わいながら精進しております。 今日は、暦(こよみ)について少しお話をし…

いのちに感謝して

こんにちは。 お坊さん見習いのYURYUです。 御本山の「夏安居」にご参加をさせていただき、食事をする前と後の「おことば」をご教示してりただきました。 私は常日頃から、合掌してから「いただきます」、「ごちそうさまでした」を言っておりましたが、合宿…

夏安居について

こんにちは。 お坊さん見習いのYURYUです。 これは「げあんご」と読みます。 夏の三か月の間、僧が一か所にこもって修行すること。とコトバンクにあります。 本来の目的は、雨期には草木が生え繁り、昆虫、蛇などの数多くの小動物が活動するため、小動物に対…