三宝(さんぼう)・三界(さんがい)とは
こんにちは。
多少落ちこぼれの、お坊さん見習い「YURYU」です。
授業で「三宝」、「三界」を学びましたが、復習の意味を込めて書かせて頂きます。
三宝(さんぼう)とは、仏・法・僧のことをいい、仏教そのものです。
仏とは阿弥陀さま、お釈迦さまなど、目覚めた人(さとりを得たひと)ということであります。
法とは仏の教説であり、真理を意味します。
僧とは、仏にしたがって法を求める人。
その僧の共同体を僧伽(サンガ)といい、僧侶とは「僧伽の侶」を略したものだそうです。
タイではこのサンガという呼び方が一般的で、2つの大きなサンガがあります。
三界(さんかい)とは、欲界(よっかい)・色界(しきかい)・無色界(むしきかい)の三つをいいます。
欲望につながれて苦しみ迷うものを欲界の衆生といい、美しい形にとらわれているものを色界の衆生といい、美しさへのとらわれは超えているが、なお迷っているものを無色界の衆生という。
この三界の中に迷う衆生を、地獄・餓鬼・畜生・人・天にわけて、地獄から人までと天の一部が欲界の衆生であり、色・無色界の衆生はみな天といわれております。
その三界を経巡(へめぐ)り、今まさに浄土真宗の教えに辿り着いたのであれば、経巡りは終了して、西方極楽浄土に往生する事が定まります。
正信偈にある
「本願名号正定業・至心信楽願為因・成等覚證大涅槃・必死滅度願成就」がそれです。
本願成就の名号(諸仏から讃嘆された名号である南無阿弥陀仏)が、私を浄土に往生させてくださる力(阿弥陀さまの本願力)であり、その名号を信ずる一念(阿弥陀さまかのお働きによる信心)で私は救われます。
阿弥陀さまと等覚の仏となるべき身に定まり、浄土でさとりをひらくのは、必ず仏果(仏になる事のお約束と、浄土でさとりをひらくこと)に至らせようという、阿弥陀さまの願いが成就したからです。
となります。
ありがたい「南無阿弥陀仏」のお名号を称えながら
皆さまがよき「仏縁」に恵まれますように