恒河塵数の如来は
おはようございます。
お坊さん見習いの「YURYU」です。
今日も親鸞聖人の世界である「ご和讃」を一首ご紹介したいと思います。
ご和讃(わさん)とは、仏教の教義や仏さま、菩薩さま、あるいは高僧の方々の徳などを、和語(日本の言葉)で讃えた和歌に似た、節をつけたものです。
恒河塵数の如来は
万行の少善きらいつつ
名号不思議の信心を
ひとしくひとえにすすめたり
人間では想像もできない数多くの如来さま、仏さまたちは、「南無阿弥陀仏」を称えること以外の自分で行う修行は、 善が少なくまた価値の低い修行であり、 この修行では浄土に仏さまとして生まれることはできないことだとけなしておられます。
阿弥陀さまの徳には、その阿弥陀さまの「お力」すべてが含まれる、その不可思議(人間の知恵の及ばないほどの)な「念仏=なむあみだぶつと称える」のみを信じなさいと、仏さま方が皆さまお勧めくださっておられます。
皆さまがよき「仏縁」に恵まれますように
なむあみだぶつ