自衛隊ABC作戦とは?
こんばんは。
いよいよ学院も、あと一週間ちょっとで本科一年を終了します。
長かったような、短ったような複雑な気持ちの、お坊さん見習い「YURYU」です。
明日から1泊2日の本山声明研修です。
本日は、真宗学のH先生の大好きな法話「自衛隊ABC作戦」をご説明いたします。
ある授業の合間に、「みんなは、自衛隊ABC作戦って知っていますか?」と問いかけられました。
まちろん自衛隊経験者はいないので、ご説明をしていただくことに。
A、あたり前のことを
B、ボーとしないで
C、ちゃんとやる
だそうなんです。
どういう状況で立案されたのかは、説明がないの不明ですが、なんとも日本の防衛最前線にある自衛隊さんの作戦にしては、稚拙と思いの方が多いのではないでしょうか。
仏教の教えも、これと同じようなことが言えると思います。
人は生まれ、そして死ぬ。
誰もが分かっている筈なのに、死や老いは避けられないことなのに悩み、苦しむ。
お釈迦さまは、この道理を理解し、無くした境地も「さとり」と言っておられます。
人間は、自分の都合で物事を考えたがります。
私もその一人です。
この自分の気持ちの持ちようで、苦は滅するとお釈迦さまは説いておられます。
本当にシンプルな教えです。
先ほどのABC作戦も極シンプルな内容で、お釈迦さまの教えとリンクしてしまいます。
皆が当たり前だと思っていることを、自分の感情を抜きに、きちんと理解して行動することがいかに難しいかということなのではないかと思います。
これは永遠のテーマです。
皆さまに良き仏縁が訪れますように