タイで一番有名な日本人
こんにちは。
お坊さん見習いのYURYUです。
今日はタイのお話をさせていただこうかと思います。
皆さまはタイで一番有名な日本人は誰かご存知でしょうか?
なぜタイは「親日国」なのか? が少しわかるお話です。
では誰か? 「ドラえもん」や「一休さん」? おしいですね(^^!
それは架空の人物で、小説の主人公なんです。(モデルになった実際の人物はいます)
このお話は、第二次世界大戦のタイを舞台にした小説です。
日本軍の将校「小堀(コボリ)」と、タイ人女性「アンスマリン」の純愛ストーリーを描いた小説になります。
コボリと聞いて、ピンとくる方はかなりの「タイ通」ですね。
この物語の題名は「クーカム」といって、1957年に書かれた小説です。
日本では「メナムの残照」という邦題でした。
この主人公の「小堀少尉」が、タイで一番有名な日本人です。
内容は、第二次世界大戦時のバンコクで繰り広げられる、敵である日本人将校に恋心を芽生えさせる、純愛ラブストーリーです。是非映画をご覧頂きたいです。
恋愛小説と侮るなかれ! なんとこの「クーカム」は、ドラマ化6回、映画も4回のリメイクを繰り返している、超・超人気「恋愛小説物語」なんです。
この作品の主人公を演じる俳優は、その時代を代表するトップアイドルが起用されるのが常となっており、直近の2013年のリメイクでは、タイで好きな俳優1位のナデート・クギミヤ(画像の俳優さんです)さんが演じております。
やはりとても評判がよかったので、このナデート・クギミヤさんの「クーカム」をご覧いただきたいと思います。
この「小堀」がタイ人の日本人観であり、親日の原動力なのだと、タイに移住している時に痛感しました。
実直で、規範意識を忘れない、礼儀正しく、誠実、礼儀正しい「小堀」のイメージが、親日根底にある事を知っていただきたいと思います。
最近のタイを訪れる日本人は、だらしが無く、ケチで、ガッカリするとのお話を、タイ人の友人からよく聞きます。 悲しい事であると思います。
日本人として、この「小堀」と日の丸を胸に、恥じる事の無きよう振る舞って頂きたいと思います。