はじめまして
はじめまして。
私は今年7月に、お坊さんになった「YURYU」と申します。
まだまだ駆け出しの、新米僧侶ですので、なにとぞお手柔らかにお願い致します。
今は日本に住んでおりますが、昨年末までタイに住んでおりました。
そんな経験や、エピソードを交えたブログにしたいと思います。
記念すべき第一回のお題は・・・・・「少欲知足」を
この「少欲知足」とは、「少しの欲で足りると知る」ということ。
古来より日本には「つつしむ」という素晴らしい習慣があります。
タイにも似たような「グレン・ジャイ(เกรงใจ)」という習慣がります。直訳すれば「グレン=恐縮する、ジャイ=心」なのですが、この「つつしむ」に近い気持ちが込められていると、私のタイ経験で感じたことです。
また日本では、「慎む」=いきすぎた行動をして身の破滅を招いたりしないように、自らを戒めるという意味になります。
「謹む」=相手を尊重し、それに応じる気持ちがあるという意味になります。
「欲」に心を奪われれば、道を踏み外しかねません。
正に私達の本質を見抜いた仏さまのありがたいお諭しが、この「少欲知足」ではないでしょうか。
「つつしみの心」を持って日常生活をおくるということは、仏さまの思いを受け止めて生活することといえるのではないでしょうか。