在家のお坊さんのつぶやき

在家のお坊さんが、法務や生活体験をもとにしたつぶやき、タイの面白い情報、本山で学んだ「仏教」の解りやすい情報、仏教・お寺を身近に感じる情報などを発信しております。

お経とは何か

 こんにちは。

 

今週末から「報恩講」にご出仕をするお坊さん見習の「YURYU」です。

 

秋から冬の序曲が感じられる季節になってまいりました。皆さまにおかれましては、くれぐれもご自愛を頂きますように。

 

今日はお経典(関西ではお経さんと言うそうです)について、浅い知識ですがご説明をさせていただきたいと思います。

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仏説阿弥陀経の一部

 

 お坊さんの唱えるものが、全部「お経」だと思われている方が多いのではないでしょうか。

浄土真宗を例にご説明すると、浄土三部経といって、「仏説大無量寿経」「仏説観無量寿経」「仏説阿弥陀経」だけが「お経」なのです。

では「お経」とは何か?

お釈迦様がお説きになったものは「お経」と呼ばれ、お釈迦様が入滅されてから、お弟子さんたちが集まり(結集)パーリ語という言語で編纂されました。

「経」の他に、「律」主に戒律について記されたもの、「論」経・律の解釈をした書を言います。

これ以外にも、偈頌(げじゅ)と呼ばれる、禅僧などが悟境を韻文の形で述べたものを呼びます。

浄土真宗の「正信偈(しょうしんげ)」は、この偈頌になります。

 

毎日のお勤めを欠かさずにしたいと思います。

帰命無量寿如来・・・・

南無阿弥陀仏

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